Evine's Words エビンズワーズ

英語学習書籍『Mr.Evineシリーズ』ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エヴィンの英語学習や出版情報&英文法学習ブログです。見出し以外にもカテゴリーより記事をご覧いただけます。 *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

依頼表現 vs 命令文 英語が話せるようになるためのコア英文法クイズ4

Hi、皆さん、エビンです。

 

Evine塾では、週替わりでコロナ関連(陽性あるいは濃厚接触)で講師の欠員が出ており、非常にバタバタしております。誰のせいでもなくお互い持ちつ持たれつ、なんとか乗り切るしかありませんね。

以前から契約しているコロナ初期の頃で活躍してくれたオンラインレッスンのシステムをしばらく使用していませんでしたが、久々に試運転をしておこうかと考えています。学びの機会を止めるわけにはいきませんのでzoom以外の選択肢の準備を急ぎます。

 

さて、今回はクイズです。前回のクイズにチャレンジされていない方はぜひコチラを!

 

evine.hatenablog.com

 

英語が話せるようになるためのコア英文法クイズ 4回目は、助動詞の過去形を用いた依頼表現と命令文の違いを考えます。

 

次の英文を比較してください。

文法的にはどちらも正しいものですが、場面に合わせた表現の選択ができるのかどうか、これも僕が考えるコア英文法の運用力です。

 

Q. どちらが丁寧?理由は?

(A) Would you sit down, please?
(B) Have a seat, if you like.

 

これは中高の教員向けセミナーで何度か使用したクイズです。

皆さんはいかがでしょうか。

 

まずは英文の整理です。

「Would you …?」 →Will you ...?よりも丁寧な依頼表現 
「動詞の原形 …」 →命令文

 

どちらも結局「〜してください」と言っている事実に変わりはありませんが、響きの丁寧さは

 

はい、(B) Have a seat, if you like. がより丁寧な響きです。

これが正解でした。

 

if you like(よろしければ)と相手が「断れる」雰囲気、選択肢を与えており優しい感じがしますね。

一方、(A)のWould you …?ですが、確かにWill you ...?で話すよりも丁寧ですが、日本人学習者がイメージするような丁寧表現ではありません。

 

あくまでも「相手にその気があるのかないのか」という意志の確認で、基本的に「できる」前提で尋ねたものですから「丁寧にお願い」するという響きにはなりません。

さらに、sit down自体も丁寧な表現ではなく、特に社交の場や目上、初対面を相手にする場合は(B)で用いたhave a seatが自然です。

 

相手に座ってもらう、同じ会話の目的であっても、話し相手や場面に応じて使い分けることが大切ですね。

 

evine.hatenablog.com

 

最後に大好物をご紹介。

ブランド名がFOUR'N TWENTY(フォーン トゥウェンティー)で、オーストラリアで最も有名なミートパイです。日本ではコストコで買いました。

日本で買うものはチーズが入ってたりするんですが、チーズなしが絶対に美味い。

 

 

Thanks for reading.