Evine's Words エビンズワーズ

英語学習書籍『Mr.Evineシリーズ』ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エヴィンの英語学習や出版情報&英文法学習ブログです。見出し以外にもカテゴリーより記事をご覧いただけます。 *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

名詞 英語が話せるようになるためのコア英文法クイズ5

Hi、皆さん、エビンです。

 

もう金曜日ですか、早いものです。

と言っても土曜日も仕事なので、まだ週末気分ではありません〜もう一踏ん張りです!

 

では昨日に続き、コア英文法の運用力を試すクイズです。

今回のテーマは名詞です。

 

Q. 「場面」を考え、自然な表現を1つずつ選び、英文を完成させましょう。(b)は冠詞が不要な場合は X を選んでください。

I don’t drink (a)[ beers / beer / a beer ], but I feel like (b)[ a / × ] nice ice-cold beer tonight.

 

名詞は、その状況に合わせて、「可算」(数えられる)か「不可算」(数えられない)かを検討しなければなりません。

「可算」扱いであれば単数形または複数形、「不可算」扱いであれば原形で構いませんが、theの有無は考えなければなりませんね。

 

名詞と冠詞の組み合わせの基本パターンだけでもこれだけの組み合わせ方があります。

 

  1. a/an/the+単数名詞(可算名詞) …a dog/ an iPad/ the dog
  2. 無冠詞+複数名詞(可算名詞) …dogs/ iPads
  3. the+複数名詞(可算名詞) …the dogs
  4. 無冠詞+名詞の原形(不可算名詞)…water
  5. the+名詞の原形(不可算名詞) …the water

名詞については、過去記事でも色々と扱っています。

 

evine.hatenablog.com

 

evine.hatenablog.com

 

では、クイズの正解です。

 

I don’t drink (a) beer, but I feel like (b) a nice ice-cold beer tonight.([普段は]ビールを飲まなけど、今夜はキンキンに冷えたビールを一杯やりたい気分だ)

 

(a) は特定のビールではなく、ビール全般の話で、かつ「ビール=液体」はまずは「不可名詞の扱い」と考えるため冠詞は不要ですし、原形beerのままでOKです。

(b)の場合は、特定の話で「一杯」グイッとやる状況です。その場合は「具体性」がUPするため「可算扱い」となり、単数形か複数形かになります。beerにはsがないため単数形と考え、どのビールかまでは言及していない中で、とりあえず「ある一杯のビール」という感覚でa beerが正解。間に形容詞ice-cold(キンキンに冷えた)を置いたものです。

 

同じ名詞beerでも場面で異なることがポイントでした。

常に状況も考えるのがコア英文法の運用です。

 

今日は例文にピッタリの写真を見つけました。

沖縄の瀬底で、グイッとやったキンキンに冷えたオリオンビール。

 

Thanks for reading!