Hi、皆さん、エビンです。
お盆休みの初日。
まとまった休みよりも、細切れの時間の方が仕事は捗ったりするんですが、ブログを書いたら書斎の片付けをしようと思います。子供たちは夕方まで空手の練習会、明日から合宿と相手にされずちょっと寂しいです(笑)
今日も自然な表現について考えてみましょう。
早速ですが、
Q. 日本語を参考に、自然な表現を書きましょう。
どうしてここに?ー友だちと会うんだ。
( ) brings you here? - I'm visiting some friends.
結論から言えば、まずWhyは誤りです。
「どうして」の意味で用いる疑問詞Whyは、本当にストレートに「理由」を尋ねる言い方になります。もちろん普通に使える疑問詞ですが、直接的な質問になるため相手との関係性や場面の深刻さなど適切な使い方がポイントになります。
さらに、今回は疑問詞の「品詞」もポイントです
文型で考えるとbrings=他動詞Vですから( )は主語Sになりそうですね。
S=名詞ですから、名詞の働きをする疑問詞を用いる必要があります。
ところが、Why=疑問副詞で、副詞の働きをするため、そもそも「文法的」にNGというわけです。
正解は、「何」を意味する疑問詞Whatで、What = 疑問代名詞でまさに主語Sとして使える名詞と同じ働きをしてくれます。
「What brings 人 to+場所を示す名詞 ...?」は直訳は「何が(人)を〜に連れてきたのか?」という意味で、間接的に、ある場所にやってきた目的を尋ねる会話表現になっています。今回であればWhy did you come here?と尋ねるよりも柔らかい、あるいは丁寧な感じに聞こえます。
bringsは、文法的には過去形broughtでも正解ですが、このような会話のやり取りの場面では「現在」に焦点があるのが普通なので、ここでも現在形bringsを用いるのが自然です。
What brings you here? - I'm visiting some friends.
*ここでは副詞hereを用いるため前置詞toは不要。
疑問詞は尋ねる目的によって使い分けることはもちろんですが、文型と品詞の観点でも整理しておくことが重要ですね。また昨日のコア英文法クイズ 9同様、同じことを伝える場合に、「直接的」な言い方と「間接的な」言い方ができる場合もあることを覚えておくと、より自然な発信力が養われていくはずです。
コア英文法クイズはいずれも最新刊「Mr.Evineの英語塾 コア英文法」(ベレ出版)で解説している例文から出題していますので、ご興味のある方はぜひチェックしてくださいね。
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それは今日はこの辺で。
何かご質問がある方はお気軽にコメントを残してください。
Thanks for reading!