Hi, みなさん、Evineです。
先週からEvine塾に生徒たちが戻り、ドッタンバッタンでスタッフ一同、嬉しい悲鳴をあげています。
特に新中1、新高1のレッスンはスタートが肝心ですから、レッスン毎に授業の運び方や教材の良し悪し、生徒たちの反応などを確かめます。何をどの時期にどこまで深く落とし込めばいいのか、学年で微妙に変化します。同じようなことを教えるんですが、同じ授業と言えるものはなく、この仕事は飽きません(笑)
さて、今回は中高生だけでなく社会人学習者も腑に落ちないmoney(お金)が不可算名詞である理由です。知らなかった方は今覚えましょう、moneyは不可算名詞でa moneyやmoneysはNGです。one moneyやtwo moneysとも言えません。
日本人の感覚からして、お金は数えられるもの、ですから納得しようがないですね。
結論を言いますと、よく考えると我々がお金を数える場合、お金の単位で数えます。
「1お金」
「10お金」
「100お金」
なんて間違っても言いません。
数えるときは、「具体的な」単位で数えるわけです。
ですので、
「1ドル」a dollar
「10ドル」10 dollars
のように、通貨単位のdollar(ドル)は具体的に数えますので可算名詞です。
cent(セント)やbill(紙幣、札)も同様、数えられますので、単数ならa ~、複数なら~sとします。
「10セント」10 cents
「10ドル紙幣」a ten-dollar bill
つまり、moneyは抽象的な概念であり、色んな貨幣を誰でもわかるように「お金というもの」という感じで表現したものです。
「抽象的」というのは「共通イメージを1つ抜き出したもの」で「具体性」に欠けるという意味があります。まさにmoneyがそうです。1例を挙げておきましょう。
「全くお金を持っていなかった、1ドルさえも」
I didn't have any 不可算名詞money, not even 可算名詞one dollar.
最初に「お金」の話をし、その後で具体的な「金額」で表現したものですね。
基本的には「数えられる」から可算名詞、「数えられない」から不可算名詞という押さえ方でOKですが、場面に合わせて同じ名詞でも可算扱い、不可算扱いになりますので常に場面に紐づけて学習を続けることが大切です。
Thanks for reading.