エビンズワーズ

ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エビンの英語情報&英文法学習ブログ *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

SVC文型とSVO文型の区別

Hi, みなさん、Evineです。

 

Evine's Wordsから「エビンズワーズ」に表記変更しました。カタカナの方が優しい感じがしましたので。

 

今日は復習も兼ねて、5文型の中でもアウトプットの中で特に中心となるSVC文型とSVO文型を区別しておきましょう。

 

 

 

SVC文型 vs. SVO文型

 

早速ですが、次の動詞tasteはSVC文型とSVO文型のどちらで使われているでしょうか。

 

(a) This coffee tasted awful.

(b) You should taste my fried chicken.

 

SVC文型は自動詞を用いたものですが、後ろには補語(C)が必要です。この補語(C)は主語(S)をダイレクトに説明する形容詞または名詞で、これによってSVC文型は「主語が何か」を相手に紹介する英文になります。

 

(a) 主語(S) This coffee 自動詞(V) tastes 補語(C) awful.

(このコーヒーはくそまずい)

 

 

形容詞awful(とても悪い、ひどい)は主語This coffeeの味を示す補語(C)で、この場合のtasteは「…な味がする」という意味の自動詞です。つまり、英文(a)はSVC文型でした。意味的にS = Cの関係が成り立ちますのでThis coffee = awfulと考えてもやはり自然です。

 

では、英文(b)をチェックします。

 

(b) 主語(S) You should 他動詞(V) taste 目的語(O) my fried chicken.

(僕の唐揚げを味わってみなよ)

 

tasteする内容・対象を示す目的語である名詞とセットになっており、SVO文型です。

この目的語は別に主語が何者であるかを直接紹介しているわけではありません。つまり、(×)you = my fried chickenの意味上の関係はないことからもSVC文型とは考えません。

 

SVC文型とSVO文型の特徴

 

同じ動詞tasteでも自動詞か他動詞かで後ろの要素(補語か目的語か)が変化します。要素が変化すれば何を伝える英文なのかも結果的に変化するわけですね。
 
英文(a)のSVC文型は、「主語の紹介」で「主語は〜ですよ」と主語の名前・職業・様子・状況などを表現します。これだけでも英会話でずいぶんと色んな話ができます。

 

一方、英文(b)のSVO文型は「動作の内容・対象」を示し、「何を味わうのか」、その味わう内容・対象を目的語(名詞)で表現したものです。

 

他動詞は、動作の影響を受ける目的語(O)が必要で、「他動詞」と「目的語」のつながりが強いですが、補語(C)の場合は主語の情報を示すため「主語(S)」=「補語(C)」の関係が成り立つのもの大きな特徴です。

 

もう一例挙げておきましょう。

SVC文型:

He seemed 補語(C) tired after a long day.(長い一日のあとで、彼は疲れているようだった)

 

 

tiredは主語であるHeを直接説明したもの、これが補語(C)の働きです。

 

SVO文型:

My dog chased 目的語(O) the cat.(うちの犬がその猫を追いかけた)

 

 

the catは主語であるMy dogを直接説明しているわけではなく、何を追いかけたのか他動詞chasedの内容・対象を示すもの、これが目的語(O)の働きです。この文型では意味的にMy dog = the catとはなりません。

 

文型の学習メリット

 

英会話が苦手な方は浮かんだ日本語をそのまま語順を考えずに英語を発信することがよくあります。

 

例えば、「水が必要だ」ということを言いたい場合でも、「水」を主語と考え、(×)Water needのようなNGを出してしまう場合があります。

落ち着いてSVO文型に合わせて発想することができればI need some water.のように自然な英語が話せるようになるはずです。

 

もう少し例をチェックしましょう。

 

「緊張しました」


こんな感じで日本語ではよく主語が省略されることもありますが、そんな時こそ文型で理屈で骨組みを考えます。

ここでは「主語」であるI(私)の状況を示すと考えれば、主語の情報を示すSVC文型で発信できます。


主語(S) I 他動詞(V) got 補語(C) nervous.(私は緊張しました)

 

「その問題を解決した」

 

これも主語がありませんが、「主語」が「謎」を解く動作と考えれば、動作の内容・対象を示すSVO文型として発信できます。


主語(S) I 他動詞(V) solved 目的語(O) the problem.(私はその問題を解決した)

 

 

小難しいことを書いているようですが、ちょっと集中して理解しようとすればすぐに慣れてきます。英会話初心者こそこの文型で会話のとっかかりをつかんで欲しいといつも思います。意識的だったものが無意識的にテンポよく動詞の後に続く単語が出てくるようになります。

 

ただし、文型ありきで考えるのではなく、あくまでも動詞を中心とした単語の語法や単語同士のつながりを押さえることが重要です。

 

文型は動詞の使い方で結果的に決まるものですから、学習の上で動詞を大切に丁寧に押さえておくことがポイントです。

 

Thanks for reading.

 

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昨日は13th wedding anniversaryでランチをしたのですが、このシメのちょっと和なガーリックライスが美味でした。I tasted this, it tasted nice!