Hi, みなさん、Evineです。
週末は私の教室で英検を実施しました。うちの生徒は5級から2級までまんべんなく受験しました。
TOEICとは違い合否が明確ですから、特に小学生にとってはプレッシャーのかかるチャレンジです。
結果を楽しみに待ちたいと思います。
さて、今日はSVC文型の話です。
SVC文型「SはCだ」
He seems quite busy.(彼はわりと忙しそうだ)
(S)He (V)seems (C)quite busy.
SVC文型を作る動詞は「自動詞」です。
SV文型の動詞も自動詞ですから、自動詞はSV文型とSVC文型の2パターンになると覚えておきましょう。
SV文型は「SがVする」という意味でSが何をするのか、最低限の情報を伝えます。
一方、SVC文型は「SはCだ」とSについての情報を相手に伝えます。Sの紹介です。
Sのことを表すCはComplementの略で日本語で「補語」です。そして補語になるのは形容詞または名詞です。
SVC文型の構造
SVC文型 = 主語+自動詞+補語
別の見方をすると
SVC文型 = 名詞+自動詞+形容詞または名詞
またまた名詞は便利ですね。主語(S)にも目的語(O)にも、そして補語(C)にも使えるわけです。
SVC文型を作る自動詞
「SはCだ」はシンプルながらもとても会話で重宝します。SVC文型だけでもかなりの会話がカバーできます。
文型パターンは動詞で決まるため、SVC文型でよく使われる自動詞も覚えておきましょう。雰囲気で3つに分けてご紹介します。
主語の状態
be動詞(am/is/are)「〜である」
get「〜になる」
become「〜になる」
turn「(変化して)〜になる」
grow「(成長して)〜になる」
stay「〜のままでいる」
remain「〜のままでいる」
主語の印象
seem「(主観的な判断で)〜のようだ」
look「(外見・外観が)〜に見える」
sound「(聞いた印象で)〜のようだ、〜に聞こえる」
主語の感覚
feel「〜と感じる」
smell「〜のにおいがする」
taste「〜な味がする」
いずれも主語の様子・状況などを相手に紹介する便利な自動詞です。例文と一緒に詳しい使い方については後日ブログで詳しくチェックしていきます。
getの異なる使い方
最後に文型によって異なるgetの使い方をチェックしておきましょう。
(S)I (V)got (M)to the airport (M)in time.(遅れずに空港に着きました)
(S)I (V)got (C)very tired (M)after the first week.(最初の1週間後、とても疲れました)
(S)I (V)got (O)a new desk (M)for my room.(部屋に、新しい机を手に入れました)
SV文型…「(ある場所に)到着する」(自動詞)
SVC文型…「(ある状態に)なる」(自動詞)
SVO文型…「〜を手に入れる」(他動詞)
同じgetでも後ろの要素を変えるだけで異なる表現が作れるわけですね。これは便利です。このような意識で動詞を丁寧に学習していくことで発信力は磨かれていきます。
動詞を中心として、伝えたい情報(=説明)を後ろに追加していくイメージが大切です。この意識はそのまま英作文や英会話にも応用できます。
ちなみに、ブログで扱う英文法の話は拙著Mr.Evineシリーズからのネタを元にしています。
Thanks for reading.
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