エビンズワーズ

ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エビンの英語情報&英文法学習ブログ *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

SVOC文型の話

Hi, みなさん、Evineです。

 

今回はSVOC文型です。他動詞の後ろに目的語(O)と補語(C)を並べたものですが、SVOO文型との違いが気になるところですね。

 

 

SVOC文型の特徴

 

「S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)+C(補語)」

( SはOをCの状態にする)

 

他動詞は、SVOとSVOC文型を作ります。SVOCのOとCの関係にポイントがあります。

SVOC文型では「OはCだ」(O is C)の関係になっています。早速、例文で確認しておきましょう。

 

(A) My wife is angry. 主語(S) I 他動詞(V) left 目的語(O) the light 補語(C) on all night.(妻が怒ってるんだ。夜通し、電気をつけっ放しにしちゃったから)

 

(B) 主語(S) I 他動詞(V) pushed 目的語(O) the window 補語(C) open.(窓を押して開けました)

 

(A) 他動詞leave O Cで「OをCのままにしておく」という表現になっています

これはthe lightがonの状態でleave(放置)したという話です。この英文のCである形容詞onはOの名詞the lightの状態を説明するために置かれています。

 

*厳密にはこのon「(電気・水道・ガスなどが)通じて」は副詞ですが、補語として形容詞的に働いています。

 

(B) 他動詞push O C「Oを押してCの状態にする」

 

the windowがopenの状態になるまで、pushしたという話です。この英文のCである形容詞openはOの名詞the windowの状態を説明するために置かれています。

 

 

SVOC文型で使える他動詞

ニュアンス的に3つのカテゴリーに分けています。

 

(目的語の)状況・状態 :

make([無理に]OをCにする)、get(OをCにする)、keep([意図的に]OをCのままにしておく)、leave([放置]OをCのままにしておく)

 

(目的語の)呼び方 :

name(OをCと名付ける)、call(OをCと呼ぶ)

 

(目的語に対する)意見・考え:

think([意見として]OをCだと思う、考える)、find([経験から]OがCだとわかる)、consider(OをCと考える、見なす)

 

OをCの状況にする系:

He wants to make this place nice.「彼はこの場所をいい感じにしたいと思っています」

 

OをCと呼ぶ系:

Don't call me Ponta.「僕をポンタと呼ばないで」

 

OがCであると考える系:

I found her attractive.「僕は彼女が魅力的だとわかった(思った)」

 

SVOO文型?SVOC文型?

 

次の英文(A)(B)の下線部は、Oでしょうか、Cでしょうか?

(A) She made me a millionaire.
(B) She made me a nice smoothie.

 

 

まず英文(A)はSVOC文型です。2つの名詞の関係を見てみましょう。me = a millionaire(自分は億万長者)と意味的にイコールの関係になっています。これがSVOC文型の大きな特徴でしたね。a millionaireは補語(C)でした。

 

She made 名詞(目的語O)me 名詞(補語C)a millionaire.(彼女が僕を億万長者にしてくれた)

 

このSVOC文型で用いるmakeは「OをCにする」という意味です。

 

一方、英文(B)の2つの名詞の関係はどうでしょうか。「僕は美味しいスムージー(?)」は不自然で、イコールの関係ではありません。つまり、SVOC文型とは言えず、SVOO文型と判断し、a nice smoothieは目的語(O)ですね。

 

She made 名詞(目的語O1)me 名詞(目的語O2)a nice smoothie.(彼女が僕に美味しいスムージーを作ってくれた)

 

SVOO文型でのmakeは「O1(人)にO2(物)を作る」という意味になります。

 

細かい区別ですが、今回のmakeのように、文型が違えば解釈が異なる場合がありますので、文型区別は重要です。少しずつ慣れていきましょう。

 

evine.hatenablog.com

 

これで文型の基本はすべてブログで書きました。あと何回か文型区別のクイズもupし、引き続き、文型の価値を伝えるトピックを更新していきます。

 

拙著「Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル」では最初の単元からこの文型の解説がスタートします。当時、中学レベルの教材で文型を冒頭からいきなり扱うことに編集担当としては抵抗を示しましたが、私としては最初に示すことに価値があると考えています。

 

100%最初から理解できなくても、語順の感覚に最初からしっかりと触れて他の学習を進める中で落とし込んでいくことが重要です。文型は語句の使い方を端的に教えてくれると同時にネイティブの自然な情報の置き方も理解できます。いかにも、文法学習という感じの文型ですが、まずはこのブログに書かれている内容だけでも押さえていただければOKです。

 

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Thanks for reading.