エビンズワーズ

ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エビンの英語情報&英文法学習ブログ *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

SVOO文型の話

Hi, みなさん、Evineです。

 

今回はSVOO文型です。他動詞の後ろに名詞(=目的語O)が2つ並ぶパターンです。 SVO文型よりも、情報が1つ増えるイメージですね。

 

 

SVOO文型の特徴

 

「S(主語)+V(他動詞)+O1(人)+O2(モノ)」( SはO1にO2を与える)

 

SVOOは他動詞の後ろにOが2つですが内容は目的語1「人」+目的語2「モノ」と並びます。この他動詞は授与動詞とも呼ばれ「人にモノを与える」というニュアンスがあり、その感覚も覚えておくとSVOO文型の動詞を覚えやすくなります。

 
早速、例文で確認しておきましょう。

 

(A) She gave O1[人]me O2[モノ・コト]a nice hat.(彼女は僕に素敵な帽子をくれました)
(B) He bought O1[人]me O2[モノ・コト]a book.(彼は私に本を買ってくれました)

 

情報を2つポンポンと置く感じですね。giveはSVOO文型の代表的な他動詞です。

 

SVOO → SVO to/for ...

一部の他動詞を除いて、SVOO文型は、「前置詞to/for+人」のカタチを後ろに用いたSVO文型で言い換えることができます。先ほどの例文2つを前置詞を使って言い換えてみましょう。

(A2) She gave O[モノ・コト]a nice hat M to me .(彼女は素敵な帽子を僕にくれました)
(B2) He bought O[モノ・コト]a book M for me .(彼は本を私に買ってくれました)

 

「前置詞+名詞」=M(修飾語)この場合は、M=副詞です。

 

to/forの使い分け

前置詞toとセットにする他動詞

前置詞to/forの使い分けですが、前置詞のニュアンスを押さえておけば比較的覚えやすくなります。

 

まず前置詞toは「到達」ニュアンスです。そこから、下のイラストのように「モノ」を確実に「人(相手)」届けるイメージで、「相手」がいなければ成立しない動作を示す他動詞はtoを用います。

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I gave Emma a bunch of flowers.(僕はエマに花束をあげた)

I gave a bunch of flowers to Emma.(僕は花束をエマにあげた)

 

「SVO to+人」になる他動詞

いずれも相手がいなければ成立しない動作のイメージで覚えておきましょう。

 

give(…を与える)、send(…を送る)、show(…を見せる)、teach(…を教える)、tell(…を話す)、lend(…を貸す)、bring(…を持ってくる)、owe(…を借りている)な

 

前置詞forとセットにする他動詞 

続いて、前置詞forを取る他動詞です。

toとは異なり、いずれも相手がいなくても1人でその動作が成立します。(B)(B2)のbuyですが、買い物は1人でもできますので「buy O for+人」で前置詞はforを用います。

 

前置詞forは「方向」ニュアンスを持ち、そこから「利益」を最終的に受ける対象に気持ちが向いているイメージです。

 

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Emma knitted her husband a scarf.(エマは夫にマフラーを編んであげた)

Emma knitted a scarf for her husband.(エマはマフラーを夫に編んであげた)

 

knitは「O1にO2を編んであげる」という意味の他動詞で、「for 人」のカタチで言い換えます。誰かを想って、1人で編み物をする状況で、相手とペアを組まなければ編み物ができないわけではありませんね。そのような動詞には基本的にtoを用いません。 

 

「SVO for+人」になる他動詞

buy(…を買う)、make(…を作る)、cook(…を料理する)、get(…を手に入れる)、find(…を見つける)、choose(…を選ぶ)など

 

実際はtoとセットにする他動詞が多いので、前置詞toを用いるポイントを優先的に押さえて、toでなければforといった消去法も頭の整理としてはありですね。

 

旧情報から新情報へ

SVOO文型からSVO(to/for ...)文型への言い換えですが、適当に言い換えてOKというわけではありません。話し手の意識に違いがあります。

 

旧情報と新情報の区別意識です。

 

旧情報はすでに話題になっている話や特に強調しなくても共有できる情報を指します。一方、新情報というのは、情報価値があるもの、つまり相手が知らないや相手にぜひ伝えたい内容が新情報です。


そして英語では、他動詞に続く2つ目的語(=情報)のうち、新情報を後ろに置く傾向があります(文末焦点の意識)。

 

A: Where's the money?「そのお金はどこ?」

B: I gave 旧情報it to 新情報my son.「息子にあげちゃった」

 

この場面では、Aのセリフに対する返答として、I gave my son the money.は不自然です。Aのセリフですでにお金の話は出ているわけですから、my sonよりも情報の価値は低くなります。

 

「旧情報→新情報」の流れが自然であると覚えておきましょう。

 

 SVOO文型Quizにチャレンジ

1. I couldn't find a cheaper one [ to / for ] Jim.

 

2. I lent my dictionary [ to / for ] Ann and I haven’t got it back yet.

 

3. "Emma is wearing a nice hat. – Yeah, I gave [ it to her / her the hat ] for her birthday." 

 

4. She said, “I like you,” but she didn’t even [ talk / tell ] me her name! 

 

5. "I took some nice pictures in Kyoto. – Can you send [ me them / them to me ]?" 

 

 答え合わせ

1. I couldn't find a cheaper one for Jim.(ジムに、もっと安いやつを見つけることはできなかった)

探し物は1人でできますので前置詞for。

 

2. I lent my dictionary to Ann and I haven’t got it back yet.(アンに辞書を貸したんだけど、まだ戻ってきません)

貸す行為は相手がいて成立するため前置詞to。

 

3. "Emma is wearing a nice hat. – Yeah, I gave it to her for her birthday." (エマはすてきな帽子をかぶってるね。-うん、僕が誕生日に彼女にあげたんだ)

あげるには、もらってくれる相手が 必要ですので前置詞to。また新情報を後ろに持ってくるためにSVOOからSVO to+新情報herの語順にするのが自然です。

 

4. She said, “I like you,” but she didn’t even tell me her name! (彼女は「あなたのことを好き」って言ったのに、名前すら教えてくれなかったんだよ!)

tell, say, speak, talkの中でSVOO文型にできるのはtellのみです。

 

5. "I took some nice pictures in Kyoto. – Can you send them to me?" (京都ですてきな写真を何枚か撮ったんだ。-それ私に送ってくれない?)

送るには、受け取る相手が 必要ですので前置詞to。また新情報を後ろに持ってくるためにSVOOからSVO to+新情報meの語順にするのが自然です

 

 

いかがでしたか?5問全問正解で合格です。

 

Thanks for reading.

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