Hi, みなさん、Evineです。
「言う」「話す」の英単語で思い浮かぶのは何でしょうか?代表的なものは4つあります。
- speak
- talk
- say
- tell
どの動詞も意味や綴りは大丈夫でしょう。ですが、いざ使い分けるとなるとどうでしょうか。何か1つだけに絞って適当にそれを使い回すには無理があります。
文型で区別する似ている動詞の使い分け
日本語が似ている動詞は特に使い方が混乱します。
そんな時にやはり役立つのが文型知識です。自動詞と他動詞でこの4つを区別します。
自動詞と他動詞について、理解できていない場合は過去の記事も参考にしてください。
では文型で整理しましょう。
speak/talkは基本的に「自動詞」です。自動詞ということは後ろに情報を続ける場合には前置詞がいるということですね。一方、say/tellは基本的に「他動詞」です。他動詞ということは目的語(=名詞)を情報としてそのまま後ろに置くことができます。
それでは早速ですが、細かいことはクイズで実力を試してみましょう。
Speak, Talk , Say, Tell 使い分けクイズ
文法的に正しいものを1つずつ選び英文を完成させましょう。
1. Didn’t I [ say / tell / talk ] you that I wanted to see her?(君に、僕が彼女に会いたいって言ってなかったっけ?)
2. Mr. Smith will be [ saying / speaking / telling ] at our opening ceremony.(スミス氏は開会式でお話をされる予定です)
3. I’m not asking you – I’m [ talking / telling / saying ] you!(お願いしているんじゃなくて、やれと言ってるんだ!)
4. You [ said / told / talked ] that you liked fishing.(あなたは釣りが好きだと言ったよ)
5. I need to [ tell / talk / say ] to you.(あなたと話をする必要があります)
6. He [ says / speaks / talks ] three languages.(彼は3つの言語を話します)
7. (a) [ Talk / Tell ] me what he (b)[ told / said ] to you.(彼があなたに何て言ったのか私に教えてください)
答え合わせ
1. Didn’t I tell you that I wanted to see her?(君に、僕が彼女に会いたいって言ってなかったっけ?)
他動詞tell O[人] O[that節]「(人)に〜ということを話す」。sayはtellと同じ他動詞ですが、人を前置詞なしに直接目的語にできません。「say to+人」のカタチであれば文法的にOKです。talkは自動詞で「人」「物事」の前には前置詞が必要。
2. Mr. Smith will be speaking at our opening ceremony.(スミス氏は開会式でお話をされる予定です)
前置詞atにセットにできるのは自動詞で他動詞はNG。フォーマルな場面で周囲に発信する場合は自動詞speakを用いると自然です。ここでは未来進行形で、未来進行形はフォーマルな予定を表現できます。
3. I’m not asking you – I’m telling you!(お願いしているんじゃなくて、やれと言ってるんだ!)
他動詞tellには今回のように相手に指示を与える場面で使えます。talk/sayは文法的にNGで、問題(1)の解説を参考にしてください。
4. You said that you liked fishing.(あなたは釣りが好きだと言ったよ)
say that 〜(〜ということを言う)。後ろに接続詞that(〜ということ)を用いたカタマリを目的語にできるかどうかがポイントです。tellは「tell O[人]+that ~」の形であれば文法的にOKになります。
5. I need to talk to you.(あなたと話をする必要があります)
自動詞talk to+人(〜と話す、話しかける)。tell/sayは共に他動詞で、話す中身の情報が必要で、ただ「人に話しかける」という意味で用いることはできません。
6. He speaks three languages.(彼は3つの言語を話します)
「speak+言語」。言語を話すという意味ではspeakは他動詞として使えます。
7. (a) Tell me what he (b) said to you.(彼があなたに何て言ったのか私に教えてください)
(a) 他動詞tell+人+what節「人に何を〜するのか話す、教える」。what he said to youは間接疑問文「疑問詞+SV ...」。間接疑問文=名詞節でここではtellの目的語になっています。目的語を2つ置けるのは今回の4つの中でtellのみです。
(b) 元々は他動詞say+話+to+人「(人)に〜を言う」。目的語である「話の中身」が疑問詞whatに置き換わったカタチです。他動詞tellは前置詞不要で誤り。
いかがでしたでしょか。7/8問題合格でした。
最低限、解説にあるポイントが理解できるまで何度かチャレンジしてください。
Thanks for reading.