Hi, みなさん、エビンです。
今回は日常会話でも頻出の知覚動詞について実際的なクイズをします。
知覚動詞は2パターン
人の五感を表現する知覚動詞には形のルールがあり、「知覚動詞+O+原形」または「知覚動詞+O+現在分詞」と2パターンありました。
原形か現在分詞かで解釈は次のように異なりました。
I saw them play tennis.「私は彼らがテニスをするのを見た」
I saw them playing tennis.「私は彼らがテニスをしているのを見た」
原形の場合は、行為の一部始終を、現在分詞の場合は、行為の一部を見かけたというニュアンスになります。詳しくは過去記事をお読みください。
基本的には状況により、どちらで表現してもOKなのですが、出来事(動作)によってはどちらかで表現しなければ不自然になります。それでは、早速、クイズをやってみましょう。
知覚動詞Quiz
Q. 文意を考えて、より自然な英文を選びましょう。
1. (A) I saw her read the book. (B) I saw her reading the book.
2. (A) I saw him fall down. (B) I saw him falling down.
答え合わせ
1. (B)
読書はある程度長い時間を費やす行為です。
それを最初から最後まで見るというのは不自然です。(そんな状況がないわけではありませんが)
そこで現在分詞readingを用いて、読書している行為の一部を見るとしている英文(B)の方が自然です。
(A) I saw her read the book. 「私は彼女がその本を読むのを見た」(△)
(B) I saw her reading the book.「私は彼女がその本を読んでいるのを見た」(○)
2. (A)
fall down(転ぶ)は一瞬で終わる出来事ですね。
読書とは違って、最初から最後まで一瞬で見終わってしまうため、動作の一部始終を見るという意味の動詞の原形を用いた英文(A)で表現するのが自然です。
(A) I saw him fall down. 「私は彼が転ぶのを見た(△)
(B) I saw him falling down.「私は彼が転んでいるのを見た(○)
Thanks for reading.