エビンズワーズ

ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エビンの英語情報&英文法学習ブログ *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

冠詞の話

Hi, みなさん、Evineです。

 

今回は冠詞の話です。

「ここに冠詞は入りますか?」と関心を持って尋ねる生徒はすでに入門レベルは脱し、初中級レベルです。一方で、冠詞の有無のほとんど意識することがない生徒はまだまだ入門レベルですね。

 

昨日の記事で使うことを意識して英文法を学習すべきだと書きましたが、スピーキングやライティングで冠詞を使う意識、何のために冠詞が必要なのか、冠詞がなければどんなふうに相手に伝わるのか、そういった使用目的は何が何でも最初に押さえておくべきです。

 

evine.hatenablog.com

 

 

日本語と英語の違い

 

(A)「コーヒーに砂糖はいれません」

(B)「砂糖を取ってください」

 

どちらも日本語は「砂糖」です。

文脈だけで、どの「砂糖」なのかが判断できます。

 

一方、英語ではそうはいきません。

 

(A) I don't take sugar in my coffee.

(B) Pass me the sugar, please. (×)sugar

 

英語では話し手の感覚、伝えたいことを端的に時制の形や英単語で示します。

 

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冠詞は何のために必要か

 

簡単に言えば、冠詞は名詞を区別するために使います。

日本語は「砂糖」を文脈(話の流れ)で理解していきますが、英語は冠詞を利用してどの砂糖の話をしているのかを把握します。

 

もう一度、例文をご覧ください。

(A) I don't take sugar in my coffee.(コーヒーに砂糖はいれません)

(B) Pass me the sugar, please.(砂糖を取ってください)

 

英文(A)の無冠詞sugarのニュアンスは「どんな砂糖でもいい」ということです。(下図 左)

特定の砂糖を指してコーヒーに入れないというわけではなく、とにかくどんな砂糖であれ自分のコーヒーには入れませんという話になります。

 

一方、英文(B)では、自分が取ってもらいたい砂糖は相手も理解しているであろう状況で使います。そこで、定冠詞theを用いると、下図の右のように、グイッと「あれ!」「それ!」と指し示すようなニュアンスになります。

 

実際には普通の家庭キッチンにこんなたくさんの砂糖が並んでいることはなく、たいてい決まった1つの砂糖に限定され、「いつものあの砂糖」と特定のニュアンスをthe sguarと相手に発信します。

 

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限定詞と名詞の関係

 

冠詞は名詞の区別に用いますから、名詞と常にセットになります。冠詞と同様の働きをするのが形容詞someやthisやthatなどの指示代名詞、そしてmyやyourなどの所有格の代名詞といった限定詞です。

 

限定詞と名詞を組み合わせることで、どんな名詞を指して話し手(書き手)は発信しているのかが相手は理解できます。下表のような組み合わせ方は最低限理解しておくと便利です。

 

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theを境に、特定ニュアンスが高まるイメージですね。

同じ名詞でも他と区別してどんな名詞なのかを示すものを限定詞と呼び、以下のようなものがあります。(他にもありますが、まずはここを押さえてください)

 

「限定詞」

定冠詞 : the
不定冠詞 : a, an
指示代名詞: this, that, these, those
所有格の代名詞 : my, your, his, her, its, our, their

 

一般的に、冠詞はaなのかtheなのかで悩んでいる生徒が多いのですが、theはどちらかと言えば、this/thatなどの仲間です、つまり、this/thatで置き換えて不自然な箇所にtheを用いることはたいていできません。(慣用的なtheもあり一概には言えませんが)

 

I bought that shirt.「あのシャツを買ったんだよ」と言えない場面でI bought the shirt.とは言えないということですね。


また明日にでも演習で整理したいと思います。

 

Thanks for reading.

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