Hi, みなさん、Evineです。
今日は今年初のエアライン科でのレッスンでした。
年末年始休業で2週間ぶりでしたので、これまでの復習プリントを用意していったのですが、すっかり知識が吹っ飛んでる子も多かったですね。授業外でどれだけ復習と演習を重ねるのか単純にそこは重要です。
英文法レッスンで感じるのは、意外に生徒たちがなぜこれを学習しているのか、その意識が低いことです。放っておいたら、事務作業的に演習を進めてしまうため、冒頭で、なぜ今日はこれを学ぶのか、なぜこの表現が必要になるのか、実生活を想像しながら文法を使用するイメージを膨らませてから取り組ませる必要があります。
覚えた知識は自分たちで使う、その準備をしている意識というのが、残念ながらまるでないわけです。
昨日、自習に来ていた中3生のミスです。
「歌っていた女の子はナンシーです」
(×)The girl is Nancy who was singing.
関係代名詞を用いた定番の問題ですが、
生徒たちによく見られる先入観に、関係代名詞節は文末に置く、です。
これは関係代名詞を使用する目的意識が欠け、単純な文法使用になっているため生じるミスです。
関係代名詞を用いた文(文法的には「節」)は、説明が必要な名詞にくっつくため、
「説明が必要な名詞+関係代名詞の説明文」の語順が自然です。
上の例であれば、The girl(その女の子)とNancy(ナンシー)のどちらに説明をくっつけるのが自然か、ということになります。
(○)The girl who was singing is Nancy.
「その女の子」というのはどの子を指すのか?
それをwho was singingで示すほうが自然ですね。
関係代名詞節who was singingはthe girlを説明するために用いられているわけです。
昨日の生徒も語順ミスが多かったので、何のために関係代名詞を用いるのかの説明を改めてしてやると途端にミスは減っていきました。
今回は関係代名詞の例ですが、どの単元であっても、何のためにこの文法を用いるのか、ちょっとした目的意識を持って学習するだけで定着しやすくなるはずです。
Thanks for reading.