Hi, みなさん、Evineです。
語学に終わりはありません。
終わりがどこにあるのか、人それぞれです。
ただ、出だしをどうするのか、どこに焦点を当てるべきなのか、それはある程度はっきりしています。はっきりしていますが、ズルズルと英語苦手グループから脱せない方の多くは初期段階の学習プロセスの失敗が原因です。
そこで今回はゼロからスタート、あるいはリセットしてもう一度これから英語をやり直したい方(私が主宰する「やりなおし英語JUKU」というスクールもオススメしておきます 笑)を対象に、英語学習の初期段階で推奨するメニューやテキストをご紹介します。
学参コーナーに行こう!
「先生がオススメする教材は何ですか?」と初級レベルの生徒さんからは特に多い質問です。意外とよくオススメしているのが学参コーナーチェック!
社会人の方は、中高生の子供がいない限り、意外と学参コーナーにはいきませんし英語学習の選択肢にないようです。「学参=受験のための英語」と考えられ敬遠されているというのもあります。
実はこの学参コーナー、特にこれから英語を勉強される方にはとてもおススメです。充実のラインナップ。
書籍はバーコードの違いで、学参と英語の一般書籍と明確に区別されるため、大人でもオススメできる良質な教材も出版社が学参と指定すれば学参の棚に並びます。ですが、著者的には一般の社会人にも読んでいただきたいものだってたくさんあるんですよね。
私の書籍も同じです。学参と一般書のどちらも書いていますが、私としてはどの世代に使ってもらっても問題ないと考えているものが多いです。先入観はNGです!
あ、話が逸れそうなので、戻します。
では期間ごとの学習メニューと学参でオススメする教材をご紹介します。
今回はご質問の多い初心者向けの英語学習本を著者・講師の立場から個人的にオススメできるものをご紹介します。すべて私が実際に生徒さんに使用していただいたものだけを挙げていきます。
1st Stage(最初の2ヶ月)
まず何よりも中学1、2年レベルの英文法は最優先です。学参コーナーに行けば、中1・2年レベルの問題集が売っています。
英語が不自然で高校入試用だとか、初期段階でそういったこだわりは必要ありません。
質よりも量を優先して最初から書籍に書き込まずに少なくとも1冊3周は頑張ってください。
上記の1、2冊が終了した時点で、もう一冊仕上げましょう。
中1から中3までの基礎演習です。ヒントあり演習とヒントなし演習がセットになっていて、ヒントなし演習はいくらでもダウンロード可能ですからとても重宝します。
また、上記2、3冊をこなしながら頻度の高い語彙力も意識的に養っておく必要があります。
目安は最低1000語レベル、少なくとも2nd Stage終了までに3000語レベルの代表的な意味は覚えてください。語彙レベルの参考になるのが出版社アルクさんのサイトです。
このサイトにあるLevel 3までが3000語レベル (Level 1は1000語レベル)です。日本人学習者の目線でうまくまとめられており、ぜひ参考にしてください。
2nd Stage(3ヶ月目〜4ヶ月)
ここまでの教材には残念ながら音がありません。このステージでは、音も大切にします。
口頭英作文、音読、シャドーイングに活用します。真っ当にリスニング力が定着するまで、1000時間程度のリスニング経験が必要です。これは初級レベルの段階に、というわけではありません。無理せず2年ほどかけて、まずは1000時間突破を目指してもOKです。ただし、毎日休みなく聞くことがポイントです。
さて、Jump-Start!だけでも中学英文法の基本は整理できますが、中学英文法の理屈を落とし込みます。1ヶ月でできれば1周し、最後の1ヶ月は復習で1周通読しましょう。
中学英文法はもちろん、このブログでも大切にしている文型や品詞について懇切丁寧に解説しているのが本書の特徴です。また演習例文の英文や音声も無料でダウンロードできますので活用してください。
初級レベルを突破するFinal Stage(5ヶ月目〜6ヶ月)
さあ、中級レベルに進む前の仕上げです。
実はそこまで初心者向けではありません。こなれた表現も多いため慣れるまでは難しく感じます。ここでは、リアルな英文に触れる経験を増やすことが狙いです。
気に入ったフレーズは積極的にメモをするなり、自分のものにする努力を始めましょう。ただし、無理に暗記しようとするのではなく、読んで聴いてを優先し自然と身につけることを考えてください。触れる時間をとにかく増やすことです。
また復習も忘れてはなりません。
Jump-start!と中学英文法を修了するドリルも併用してください。
初級レベルは半年で短期集中で完了することをオススメします。このレベルを脱却すれば色々な面で英語学習の質が向上し学習メニューの選択肢も広がります。出来るだけ早い段階で次のステージにいかなければモチベーションをキープするのが難しくなるでしょう。
最初の半年が肝心です。じっくり丁寧に。
無理して半年を3ヶ月で、とは基本的に考えない方がいいでしょう。
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Thanks for reading.
Never give up until you succeed!
(成功するには、成功するまで決して諦めないことだ!)
私のKidsが2歳、4歳くらいの時に初めて訪れた沖縄ビーチにて。
ちっさかったな〜、小さな頃から英語耳は育てたいとよく英語の歌など聴かせてたのが懐かしい。