Hi, みなさん、Evineです。
前回の記事をまだお読みでない場合は、よろしければそちらを先にチェックしてください。
前回の記事で、何冊か学参の問題集をご紹介しましたが、英文法の問題集の取り組み方の基本姿勢について書きます。
大それた話ではなくごくごく当たり前の話ですが、初級レベルの段階ではここが甘いようです。
初級レベル向け 3つの鉄則
(1)最後までやること。
(2)最低3周すること。
(3)演習例文を音読すること。(CDなど音源があれば音も聴くこと)
並べてみれば当たり前のことですよ、真新しい話はありません。
ただ、これがしっかりできる初心者は1割程度です。
その1割に入れるかどうか、ですね。
では鉄則をチェックしていきます。
(1)最後までやること。
大人だったら、本を最後まで読む、問題集を最後まで解くなんてことはほんと当たり前の話だと120%理解していると思いますが、現実は違いますよね。途中でやめちゃうんですよ。本が溢れかえってて1冊に対する愛情も薄い、そんな時代だから?!
なんで最後までやれないのか?
最後までやれる工夫をしてないからです。
問題集を最後までやる工夫
最初の動機が弱ければ、どんな方法でも続かないので、具体的にゴール設定をしておくのは前提条件です。(ゴール設定の仕方については別の機会に書きたいと思います)
では、問題集を最後まで1冊仕上げるための工夫というかコツですが、、
わからなければ、さっさと答えをみる!
です!
悩んでも時間が勿体無い。
初級レベルのステージでは実力試しよりも復習量をこなすことです。
私の極端な例ですが、高校時代、とことん英語が落ちこぼれになりました。一念発起して、忘れもしない旺文社の基礎英文法問題精講を1冊だけ購入し、この解説を暗記すれば著者レベルに到達するという訳の分からん信念に基づき覚えきりました。(それでどうなったのかはご想像にお任せします)
例題であれこれ悩むよりも、さっさと著者の求めるターゲット英文法を答えでつかむことを重視していたわけです。
もちろん、考えることに意味がないというわけではありません。自分の定着度をテストする機会も大切ですし必要です。ですが、そこに初期段階でこだわる必要はないと私は思うのです。
(2)最低3周すること。
というわけで、1周目、自分の実力次第では片っ端から答えをチェックしながら突き進んでいきましょう。すると2周目は少し考えながら解けるようになります。それでも、良くて5、60%の正答率でしょうか、個人差や元々の経験値によりますが、悪ければ20%以下になると思います。
そこで、3周目が鍵ですね。
3周目は2周目よりもじっくり丁寧に解きましょう。
3周目の正答率が7、80%程度になれば一旦、置いてもらっても構いませんが、最終的に95%程度になるまで4周目、5周目とこなしましょう。
復習のタイミングですが、2週間以内で設定しましょう。
3周はするのでノートに最初から書き込まず、また本文の重要事項に最初からマーカーで塗りまくるのはNGです。1周目はフリクションなどで間違った問題番号にチェックする程度にしておきましょう。
(3)演習例文を音読すること。
特に前回の記事で書いた2nd stageの時期にはこれが本当に大切です。
(音読の有効性についてはちょっと調べれば色んな記事に当たりますので、音読方法についての詳細は今回は控えます)
この記事を読んでいる時点でみなさんは、直近の1週間でどれくらいの量の英語を自分の声で発信したでしょうか?
四六時中、外国人と英語で会話できる恵まれた環境にある方を除き、ほとんどの方が意識しなければ英語を話す機会はありません。
英語は言葉です。
言葉は音にしなければ始まりません。文法は英語4技能のベースですが、音と切り離して考えるのはNGです。(語呂で英単語を覚える手段もありますが、本末転倒です)
目にする英文全てを音読してみる習慣を大切にしましょう。自己流だけで進めていくと、正確なリズムやアクセントも養えず変な癖がついてしまいますので、前回の記事でピックアップしている「Jump-start!」や「中学英文法を修了するドリル」でダウンロード可能な音声も必ず活用してください。
では、最後に今回のポイントです。
分からなければ、解答を遠慮なく、ささっとチェックし、目の前にある英文は全て音読する!そして、このセットを最低3周はやり遂げる!でした。
Thanks for reading.