Evine's Words エビンズワーズ

英語学習書籍『Mr.Evineシリーズ』ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エヴィンの英語学習や出版情報&英文法学習ブログです。見出し以外にもカテゴリーより記事をご覧いただけます。 *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

過去問をいつ解くのか?

Hi, みなさん、Evineです。

 

この時期、過去問に立ち向かってる受験生も多いと思います。

ちょっと遅いタイミングではありますが、今回は過去問の使い方について書きます。

 

 

過去問の実施時期とメリット

塾に通っている生徒であれば、在籍する塾の方針にある程度合わせていると思いますが、Evineの英語塾では、中学生は中2の1学期、高校生は高1の時点で3カ年分くらいを1周、過去問体験をさせます。

 

早めの実施時期のメリットは3つあります。

 

  1. 志望校をイメージする機会になる。
  2. 求められている英語力の現実が知れる。
  3. ゴールのイメージを頭の片隅に置くことができる。

 

3つ書いていますが、根本は1つですね。敵(必要な英語力)を知るということです。

入念な準備をしてから過去問にトライさせるというのがごく一般的な考え方です。これは心が折れないようにと親心もあるのかもしれません。

 

私は、どんな英語力が必要かも実感がないのに、あれこれやりなさいというのは不親切だと考えますし、心が折れるのは講師のフォロー不足だったり講師と生徒の信頼感の問題です。どー考えても受かりそうにない志望校だけど、この先生だったらどうにかやってくれるだろう、と大人じゃないんですからある種の他力本願でも最初は構わないんです。

 

過去問の本格実施時期

 

一度は解いた過去問をいよいよ落とし込む時期ですが、中学生は3年1学期(夏休みは過去問の復習徹底)、高校生は2年の1学期(夏休みは過去問の復習徹底)をお勧めします。

 

9月、10月は、「志望校の偏差値+5」と「志望校の偏差値ー10」の幅で、志望校以外の過去問を解くことをお勧めします。志望校の過去問のデーターは信用もできますが、どこかの年で設問形式が変化する場合もありますから、そうなっても慌てないようにすることと、見慣れないものにトライして実戦感覚や対応力を磨く意味でお勧めです。

 

また偏差値ランクを下げた過去問は、基礎・標準レベルの見直しになりますので上ばかりを、見ずに、できる問題を完全に固めることも大切です。

 

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過去問の進め方

 

過去問はあくまでも志望校に合う正解のコツをつかむトレーニングと考えて構いません。

 

長文問題であれば、できれば問題をコピーし、解答に直接関係する情報箇所(本文)にマークします。すると驚くほど少ない情報で入試問題自体はこなしていけることに気づくはずです。

 

英文法の基礎・標準知識のベースは必須不可欠ですが、あとは入試で正解するためのスキルは「要領」と志望校が求める「単熟語」の知識です。

 

進める過程で、過度の負荷を感じるのであれば最初から正解を読んでしまうことです。長文の日本語訳も読んでください。自分の志望校がどんな話題に関心を持って欲しいのかを理解するのも入試対策です。とにかく何度も接して雰囲気に慣れさせてから再度チャレンジしても構いません。どんな風に解けばいいのか、それを理解することでまた違って見えてくると思います。

 

 

Thanks for reading.

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