エビンズワーズ

ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エビンの英語情報&英文法学習ブログ *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

前置詞in/at/onの話

Hi, みなさん、Evineです。

 

今回は前置詞の話です。

私は勝手に前置詞の代表はin/at/onだと考えています。(頻度的には他にも優位な前置詞はありますが)何かと区別に困っている生徒さんが多いのがこの3つです。

 

 

前置詞の基本用法

前置詞の基本用法は「位置」と「時」です。

1つのコアニュアンスから、この「位置」と「時」に枝分かれしていきます。もちろん用法は多岐に渡りますので、経験を通しながら覚えていく必要はありますが、基本的にはこの2点を押さえておくと便利です。

 

前置詞+名詞

前置詞は名詞とセット「前置詞+名詞」で初めて機能する単語です。後ろの名詞と表現したい内容に合わせて色んな前置詞が存在しますが、いずれにせよ「前置詞+名詞」で形容詞または副詞の働きで用います。

 

The people 形容詞の働きin Australia were very nice.(オーストラリアにいる人たちはとても素敵でした)

 

…どんな人々かを説明するM(名詞を修飾する形容詞)

 

Some friends work 副詞の働きin Australia.(何人かの友人はオーストラリアで働いています)

 

…働く場所を説明するM(動詞を修飾する副詞)

 

前置詞in/on/atのコアニュアンス

 

3つの押さえておくべきコアニュアンスです。

in「内部」

at「点」

on「接触」

 この感覚に基づき、位置や時を表すフレーズになっていくわけですが、例えばinとatは個々の捉え方が異なる場合も多いため、柔軟に対応する学習姿勢も大切です。

 

位置を表現するin vs. at 

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in vs. at

inは日本語の「〜の中」がしっくりくる馴染みのある前置詞です。

「箱の中のクルミ」はまさにこのinで表現するのが自然です。

 

一方、atですが、atは「場所の点」を示すことができ、上のイメージのように、箱の付近でも上から見たら「箱がある場所」を「点」として捉えます。「箱のところにあるクルミ」という感じですね。

 

時を表現するin vs. at

 

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「月」「年」は前置詞inで表現します。

例えばin Mayであれば5/1〜5/31の31日間というまとまった時間幅を時間の空間とみなしたもので、「5月という空間の中で」というニュアンスでinを用いたものです。さらに、in 2019(2019年に)では、1月から12月、つまり「12ヶ月間の中で」というニュアンスでinと考えることができます。

 

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「時の点」は前置詞atを使います。

例えばat 6:45(6時45分に)のような「時刻」もatですが、これは時計の針がまさに「時の点」を指していますのでatのニュアンスにぴったりです。

 

位置を表現する前置詞on

続いて、前置詞onですが、下のイメージのように表面にくっついている「接触」ニュアンスで押さえます。

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on

「〜の上に」というのが代表的な意味ですが、上下関係なくonで表現できます。

では、時を示すonは何を示すでしょうか。

 

時を表現するon

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「曜日」on Sunday(日曜日に)、「日付」on January 15(1月15日に)は「時の接触」として前置詞onを用います。

 

Sundayなどの1つの曜日は0時から始まり、24時で終わりますが、この1時間1時間の連続が時間同士の繋がり→時の接触というニュアンスになります。

「日付」も結局時間に換算すれば24時間でSundayと同じ1つの曜日になるわけですから同じようにonを用いるというわけです。

 

前置詞in/on/at 区別クイズ

適切な前置詞を1つずつ選び、自然な英文を完成させましょう。


1. I got a bus (a)[ at / on ] 7:00 (b)[ in / X ] this morning.(私は今朝の7時にバスに乗りました)


2. We were hanging out  [ in / on ] the shore of Lake Tekapo.(私たちはテカポ湖の湖畔をブラブラしていました)


3. How often do you eat [ on / at ] a fast-food restaurant?(ファストフード店にはどれくらい行く?)


4. I had a bad dream last night. I got stuck [ at / in ] a bathroom. (昨日の夜、悪い夢を見たよ。トイレに閉じ込められたんだ)

 

5. I woke up with a jump. There was someone [ on / at ] the door. (僕は飛び起きたんだよ。誰かがドアのところにいたんだ)

 

6. I’m going shopping [ on / to / in ] Osaka tomorrow. Why don’t you come? (明日、大阪に買い物に行くんです。一緒にどうですか?)

 

7. She puts a lot of mayo [ at / on ] everything. (彼女は何にでも大量のマヨネーズをかけるんです)

 

8. The concert starts [ from / in / at ] 10 a.m.(そのコンサートは午前10時からスタートです)

 

9. I met Yuka (a)[ in / on ] a rainy day (b)[ on / in ] London.(ユカとはある雨の日に、ロンドンで出会いました)

 

10. My dad is [ on / at ] work by now.(お父さんは今頃はもう職場にいます)

 

答え合わせ

1. I got a bus (a)[ at / on ] 7:00 (b)[ in / X ] this morning.(私は今朝の7時にバスに乗りました)

 

(a) 時の「点 」 を表現する場合は「at +時刻」(〜時に)。時間をポイントとして細かく絞る感覚で「at+時 刻」にします。

(b) this morningは副詞のため、前置詞と一緒に用いることができません。


2. We were hanging out  [ in / on ] the shore of Lake Tekapo.(私たちはテカポ湖の湖畔をブラブラしていました)

 

名詞the shore(岸)に「沿って」という感覚で「接触」の前置詞 on を用います。接触が連続すると「線」も表現でき るため、岸の境界ラインに触れるイメージが onとしっくりきます。


3. How often do you eat [ on / at ] a fast-food restaurant?(ファストフード店にはどれくらい行く?)

 

食事など、何らかの「活動の場所」はatが基本でよく用いられます。


4. I had a bad dream last night. I got stuck [ at / in ] a bathroom. (昨日の夜、悪い夢を見たよ。トイレに閉じ込められたんだ)

 

「中」は前置詞inですね。

*get stuck(閉じ込められる)

 

5. I woke up with a jump. There was someone [ on / at ] the door. (僕は飛び起きたんだよ。誰かがドアのところにいたんだ)

 

「〜のところ」といった感じはatで表現します。onはドアの表面に接触しているニュアンスになるため不自然。

 

6. I’m going shopping [ on / to / in ] Osaka tomorrow. Why don’t you come? (明日、大阪に買い物に行くんです。一緒にどうですか?)

 

買い物は「大阪の中」で行われているため前置詞はinです。go shopping in ~「(国、街)〜で買い物をする」

 

7. She puts a lot of mayo [ at / on ] everything. (彼女は何にでも大量のマヨネーズをかけるんです)

 

マヨネーズが食べ物に触れる感じを前置詞onで表現します。

 

8. The concert starts [ from / in / at ] 10 a.m.(そのコンサートは午前10時からスタートです)

 

startは「開始」に焦点があり、「開始時刻」を表現するatです。

「〜から…まで」のニュアンスで用いるfromはstartとは合いません。

 

9. I met Yuka (a)[ in / on ] a rainy day (b)[ on / in ] London.(ユカとはある雨の日に、ロンドンで出会いました)

 

(a) a rainy day(ある雨の日)は「曜日」や「日付」と同じ感覚でonを用います。

(b) 国や街の「中」は前置詞inが基本です。

 

10. My dad is [ on / at ] work by now.(お父さんは今頃はもう職場にいます)

 

at workは「職場で」または「勤務中」を意味する表現です。「活動の場所」や「活動状態」はatが基本です。

 

 

では最後に、シンプルにイメージで押さえておきましょう。

at < on < in

の順番に大きく広がるイメージ

 です。

 

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