Evine's Words エビンズワーズ

英語学習書籍『Mr.Evineシリーズ』ロングセラー著者であり英語塾を主宰する講師エヴィンの英語学習や出版情報&英文法学習ブログです。見出し以外にもカテゴリーより記事をご覧いただけます。 *叱咤激励、ご質問、ご相談など、ご自由にコメント欄に残してください。

東京セミナー終了

Hi, みなさん、Evineです。

 

本日2本目のブログ更新です。

土日は東京出張でした。

出版社との新しい企画の打ち合わせと懇親会、そして出版社アルク主催の文法教材活用セミナーでお話をしてきました。

 

貴重な休日にも関わらず、11amから5pmまで長時間のセミナーに多くの先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。

 

今回のセミナーでは、英語の4技能(+対話力)のために、どのような英文法を、どのように学習していくべきかを拙著「英文法総合問題集ES」シリーズをフルに活用して体験していただきました。

 

講演の主旨としては以下の3点です。

  • なぜ英語が話せない・書けないのか?
  • どんな英文法をどんなツールで学習すればいいのか?
  • どんな教え方が必要なのか?

 

単純な文法演習作業をしても当然アウトプット力の向上にはたいして役立ちません。

知識は勝手に運用力にはなってくれない。

1から100まで網羅的な文法学習ではなく、アウトプットに必要なものに絞ると同時に、どういった会話の場面でその文法が実際に活用されるのか、使用目的を意識することが大切だといったことを誤用例クイズや口頭英作文などのワークショップを通してお伝えしました。

 

最後に行ったパネルディスカッションでもほんとにたくさんのご質問を頂戴し、アウトプット活動のためのインプット活動への関心度の高さが伺えました。その中である教員の方から、ますます主流になる入試の長文読解と英文法演習のバランスをどう行うのか、文法指導の仕方を今後は変えるべきなのかといったご質問も印象的でした。

 

まず英文法の重要性は今も昔も変わりません

英文法学習はアウトプットのためにあるわけですから、発信(スピーキング&ライティング)や読解につながる教え方・学び方にますます焦点を当てていく流れになっているだけのことですね。

 

講演でもお話ししましたが、常に日本語ばかりを気にして実際の場面ごとの大まかな表現のフォームを覚えていないことも知識がアウトプットにつながらない原因です。

 

皆さんは次の場面ではどんな表現から話し始めるでしょうか?

  • 「許可」を求める
  • 「頼みごと」をする
  • 「助言」をする

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色んな表現が当然ありますが、シンプルなもので次のような言い方があります。

「許可」を求める = Can/May I ...?
「頼みごと」をする = Can you ...?
「助言」をする = You should .../ You can ...

 

このような感じで、「〜してもいいですか」(許可)、「〜してくれませんか」(お願い)、「〜したらどうかな」(助言)という日本語ではなく場面ベースで押さえない限り咄嗟には話せません。

 

英文法や語彙の知識は使うためにあるという意識をするだけでも学習の仕方や目線が変化するのではないでしょうか。

 

Thanks for reading.

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